標記大会は2023年9月3日(日)大阪産業創造館にて皆様の多大なご支援、ご協力のもと無事終了いたしました。 
新型コロナウィルス感染症対策に充分な配慮を行い、盛況のうちに終えることができましたことをこの場をもちまして厚く御礼申し上げます。

 

大会概要

 
学会テーマ
   多様性の時代
  ~インクルーシブ社会を目指して~
 

 

大会長挨拶

多様性を考える

多様性を考える場合には、「他人の身になって考えてみる」ことが基本になると思っています。ときに、自分で考えたことや、信じていることなどに対する異なる意見や、反対の意見に出くわした場合には、他者の視点で物事を考えてみるのが難しくなる状況もあるでしょう。ともすれば、慎重に仲間を選び、同じ意見の者同士や、自分に心地よい集団の中に身を置く方が、安心感を得られますし、共感すら覚えることもできます。しかし、同じ考えの集団に身を置くばかりでは、多様性に気が付くことはできません。そうなれば、自分自身の訂正や、新たな自分の発見の機会を失うことにもなり得ます。さらに、大衆の中に身を置く場合にも注意が必要です。自分は、大勢の中のひとりなのだから、意見を述べてもなんの得にもならない。そもそも、自分の意見を持ってなんの意味があるのだろうか。そんな煩わしい思いをするのなら、他の誰かに決めてもらい、それに従っていた方が楽なのではないか。多くの人がこの状況に陥る社会を今一度、想像してみる必要もありそうです。自分と異なった視点を持つ周囲の人の力を借りながら、新たな自分を発見する。それこそが、多様性の時代に生きるわたしたちの特権なのではないでしょうか。

私たちは、議論を勝ち負けのものさしで判断してしまうことがあります。意見の中の弱点や、知識の間違えにフォーカスして、戦いを挑む傾向もあります。ネット上での誹謗中傷や、論破目的の不毛な論争なども一例でしょうか。わたしたち弘善会グループ職員は、互いや、さまざまな方の意見を尊重し、議論を深めることによって、多様性と真摯に向き合っていく所存です。

いつも、当法人を温かく見守り、ご支援をいただいている皆様方に、心より感謝申し上げます。今後とも、変わらぬご指導、ご鞭撻をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

  

 

プログラム

 
大会 会長挨拶


医療法人弘善会グループ 理事長 矢木 崇善

 
特別講演

座長:国際事業部 部長 松本 潤一郎

土手と麻酔とICUと歴史

愛媛県立中央病院 前集中治療センター長 土手 健太郎

 
ランチョンセミナー

座長:矢木脳神経外科病院 次長 医療連携室長 松田 充史

SDGsの基礎知識と東成区の取組について

大阪市東成区役所 区長 御栗 一智

 
シンポジウム

座長:グループ事業部 経営企画室 課長 河村 公裕
          老人ホーム紹介センター アロンティア センター長 塚本 真美
 
テーマ:弘善会のSDGsを考える

今後の弘善会グループの医療的視点からみたSDGs
~訪問診療医の立場から~


弘善会クリニック 医師 中野 誠人

わくわくGo GOALS!

あろんてぃあきっず 真法院町保育園 主任 吉川 真由美

人材育成を通して目指す理想的な職場環境について
~介護の視点からみたSDGs~


介護付有料老人ホームあろんてぃあ・はうす住之江 施設長 荻野 淳

人事の視点から見たSDGs

医療法人弘善会 人事部 課長 鷲野 弘美

 
ポスターセッション

座長:介護老人保健施設アロンティアクラブ リハビリテーション部 主任 森 詩織

多職種連携により介入方針を転換したことで在宅復帰に至った症例

矢木脳神経外科病院 リハビリテーション科 辻 将弥

患者中心のアプローチに基づいた介入により訓練に対する共通認識を見出せた一例

介護老人保健施設アロンティアクラブ リハビリテーション部
田原 弥樹

尿道カテーテル早期抜去に向けた排泄ケアチームの取り組み

矢木脳神経外科病院 SCU 靏西 香奈

心理コラム掲載によるこころの健康に対する関心についての効果測定

矢木脳神経外科病院 吉本 麻理菜

 
一般演題1

座長:グループホームあろんてぃあ住吉 副主任 川西 優子

移乗用サポートロボット Hug導入の報告

介護老人保健施設アロンティアクラブ 入所介護部 3階フロア
遠山 美帆

食事をしたくない気持ちを受容し尊重した取り組み

介護付有料老人ホームあろんてぃあ・はうす住之江 柳沢 清子

矢木脳神経外科病院が取り組んだSDGs
~産業廃棄物削減とペットボトル回収~

矢木脳神経外科病院 病院総務課 芝 隆夫

 
一般演題2

座長:介護老人保健施設アロンティアクラブ リハビリテーション部 蘆田 恭平

急性期脳梗塞患者に対して長下肢装具を使用した抗重力課題により
身体機能が向上した症例への一考察


矢木脳神経外科病院 リハビリテーション科 本山 純冶

急性期脳卒中患者におけるMini-BESTestの有用性について
~FIMとの関連性に着目して~


矢木脳神経外科病院 リハビリテーション科 井川 直樹

施設入所者に対する集団リハビリテーションの有効性

介護老人保健施設アロンティアクラブ リハビリテーション部 副主任
横江 美里

重度運動麻痺を呈した元営業マンの在宅生活と就労支援
~通所リハビリテーションの新たな挑戦~


介護老人保健施設アロンティアクラブ リハビリテーション部
田窪 志帆

 
一般演題3

座長:矢木脳神経外科病院 看護師長 松村 千鶴

転倒転落件数を減少させる取り組み

矢木脳神経外科病院 急性期病棟 石丸 真紀

超高齢化社会における高齢者の転倒転落リスクに対する方針 第二報
「大腿骨近位部骨折予防で特許取得 -どうする眞介-」


矢木脳神経外科病院 整形外科  石井 眞介

血栓回収療法の時間短縮に対するStroke clock導入の効果と新機種MRIの活用

矢木脳神経外科病院 脳神経外科 岸 文久

 

会場・日時

会場
大阪産業創造館
(4Fイベントホール)
〒541-0053
大阪市中央区本町1-4-5
https://www.sansokan.jp/map/

日時
2023年9月3日(日)
10:00~16:30

■ご来館の際は公共の交通機関をご利用ください。
⇒大阪産業創造館の地下にある機械コンベア式の有料駐車場のご案内はこちら

 

第8回 弘善会グループ学術大会
一般演題募集について(案内) 

・演題および抄録の募集締切
  5月8日(月) 17:00 必着

 

学会抄録ダウンロード

 

弘善会グループ学術大会 過去大会の模様